阪神・淡路大震災から21年 各地で追悼続く (兵庫)

6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から、17日で21年になり、神戸市など被災した地域では、犠牲者を追悼する行事が行われています。
このうち神戸市中央区では、正午前から犠牲者を追悼し、震災の記憶や教訓を語り継ぐため、兵庫県などが主催する「ひょうご安全の日のつどい」が開かれています。

会場には、県内の自治体関係者をはじめ、東日本大震災の被災者など、300人余りが出席し、正午に合わせて黙とうを行い、亡くなった人たちに祈りをささげました。

一方、神戸市中央区の「東遊園地」では、竹の灯籠が、地震が起きた日付けの「1.17」と「未来」という文字の形に並べられて、追悼のつどいが開かれ、遺族や被災した人たちなどが、地震が起きた午前5時46分に黙とうをささげました。

神戸市によりますと、午前7時までのつどいの参加者はおよそ9000人で、これまでで最も多かった震災20年の去年よりもおよそ5000人減りました。

17日に各地で行われる市民による追悼式や防災訓練などの行事も、去年の半数近くのおよそ60に減り、ここ10年余りで最も少なくなりました。

支えてきたボランティアの減少や高齢化によって、後を継ぐ人材が確保できなくなったことが背景にあり、今後、いかに継続して被災した人たちを支え、震災の記憶や教訓を未来につないでいくかが課題になっています。

神戸・長田で生前の「笑顔」の写真展
阪神・淡路大震災で亡くなった人たちの生前の「笑顔」の写真を集めた展示会が、神戸市長田区で開かれています。

阪神・淡路大震災で128人が亡くなった神戸市長田区の御菅地区では、震災から21年がたち、記憶の風化に危機感を抱く地元の有志が「生きた証をよみがえらせよう」と、御菅地区と隣接する地区の遺族およそ60人に写真の提供を呼びかけ、21人の写真18枚が寄せられました。

寄せられた写真には地元のお祭りや旅行先で撮影された犠牲者の笑顔が収められ、写真の下には亡くなった方の人柄などを書いたメッセージが添えられています。

母親の秀子さんの写真を提供した魚住哲也さん(73)は、「うちの母は、笑顔が多く、近所づきあいもよかった。突然亡くなった寂しさ、苦しみ、憤りをずっと持っています。母を忘れることはできません」と話していました。

写真展を主催した田中保三さん(75)は、「写真を見て、背景を見て、故人をしのびたい。懐かしみながら、人情ある町の雰囲気を心から取り戻したいです」と話していました。

この写真展は17日の午後7時まで開かれています。
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