ボコ・ハラム拘束下の地獄、飢えでやせ細る子どもたち 生存者語る


AFP---ナイジェリア北東部の村をイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が襲った時、ザラ・マラムさん(25)の息子のモハメドちゃんは、生後わずか5か月だった。2人は、ボルノ州サンビサ森林地帯にあるボコ・ハラムの拠点へと連れ去られた。

 数か月にわたる拘束により、モハメドちゃんの頭は栄養失調で大きく膨れ上がり、骨ばった小さな体からはしわになった皮膚が垂れ下がっている。

「彼ら(ボコ・ハラム)は私の息子のために何もしなかった。他の子どもに対しても同じだった。食料も服も水も…何もなかった」と、ザラさんはヨラの医療センターでモハメドちゃんをあやしながら語った。

ザラさんは、ナイジェリア軍が先週、サンビサ森林地帯にあるボコ・ハラムの拠点を襲撃して人質を解放した際に、銃弾や地雷で負傷した15人の女性の1人だ。


しかし、ボルノ州と隣接するアダマワ州に位置し、比較的安全なここヨラでさえ、医療センターの前には警備員が立っている。「政府軍の兵士がきたとき、私たちは本当にうれしかった。今は、ただこの子が良くなってほしい」。ザラさんはAFPの取材にこう語った。

ベッドは重傷患者が使っているため、ザラさんら女性たち数人は床に座って過ごしている。彼女たちの腕に抱かれているのは、重い栄養失調と脱水症状の治療を受けている、衰弱して目がくぼんだ子どもたちだ。

 元人質の女性らは、ヨラ郊外にある避難キャンプから先週、この病院に運ばれた。同キャンプには今月2日、サンビサから救出された女性と子ども275人が到着した。


同キャンプのクリニックで働く看護師は「(救出された人質たちが)ここに運ばれたとき、100人以上の子どもがいた」「検査の結果、31人が深刻な栄養失調に陥っており、その全員が5歳未満だった」と語った。

 うち一部は、国内外の支援機関から供給された粉ミルクやビタミン剤、ジュース、オートミールで体重を回復したという。モハメドちゃんも含め、病院に運ばれた子どもたちは全員、順調に回復している。



ナイジェリア生徒拉致事件は、2014年4月の14日夜から翌15日にかけてボルノ州の公立中高一貫女子学校から276名の女子生徒が拉致された事件である。

ナイジェリア北東部を拠点に活動する、イスラーム過激派とタクフィリ(英語版)思想家集団からなるテロ組織ボコ・ハラムの手により犯行声明が出された。


多数の生徒がトラックに押し込められ、ボコ・ハラムの要塞化された拠点があることで知られるサンビサ森林内のコンドゥガ地区へと連れて行かれたものとみられている。

また、チボクでは事件の中で家々も焼き尽くされていた。事件に先立ち、治安の悪化により学校は四週間にわたって閉鎖されていたが、物理の修了試験を受けるために複数の学校から生徒が集められていた。

被害生徒たちはイスラム教への改宗を強いられ、そしてボコ・ハラムのメンバーとの結婚を強要されている。








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