東京高裁、タイ人少年滞在退去処分の取消求めた控訴を棄却

12月6日、タイ人のウティナン・ウォンさん(16)が東京入国管理局に対し退去強制処分の取り消しを求めた控訴審で、東京高裁は、控訴を棄却する判決を下した。都内で撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

タイ人のウティナン・ウォンさん(16)が東京入国管理局に対し退去強制処分の取り消しを求めた控訴審で、東京高裁は6日、控訴を棄却する判決を下した。

ウティナンさんは記者会見で判決を聞いた時の気持ちについて「こんなに簡単に決められてしまうのか。悔しい。とても悲しかった」と述べた。

判決後の記者会見で支援団体関係者は「大変残念な判決で、落胆している」とし、今後も支援を続ける方針を示した。

担当の児玉晃一弁護士は「実質3─4ページの薄っぺらい判決で、一審と同じ。なぜ訴えが認められないのか、今もわからない」と述べた。

最高裁に控訴するかどうかは未定だという。

ウティナンさんとタイ人の母親は、2014年に東京入国管理局から強制退去を通告され、2015年1月、東京地裁に強制退去処分の取り消しを求めて提訴した。今年6月、東京地裁は2人の請求を棄却する判決を下した。ただ、判決では母親が本国に送還されたあと、養育に責任を持つ者がいれば、子どもの在留特別許可が再検討される余地がある、と付記されていた。

これを受け、母親は9月にタイに帰国し、ウティナンさんのみが7月、地裁の判決を不服として東京高裁に控訴していた。ウティナンさんは母親を見送りに行った成田国際空港でロイターなどに対し、「お母さんは僕が日本にいられるために帰るつもりだ・・・さみしい」と語った。

今回の判決では、母親が帰国したことや、地裁判決での「再検討の余地」との記述については一切ふれられていない。


ロイター




ニューヨーク、ゲストハウス TOMARO






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