生活水準は一般人以上?多摩川の「リア充ホームレス」日刊SPA

根府川ライフ

ホームレスといえば、一文無しで路上をさまよう悲惨な姿をイメージしがちだが、東京・多摩川では真逆の優雅な生活を送っているホームレスが存在するという。グルメ三昧の日々を送る「リア充ホームレス」の生活に密着した続編――

◆生活水準は一般人以上!? 充実ライフを覗いてみた!

 頬を切るような冷たい風が吹く多摩川某所。多くのホームレスが根城にするこの極寒の多摩川沿いで、彼らはどのように生活しているのか。’16年1月に実地された厚生労働省発表の「ホームレスの実態に関する全国調査」によると、全国のホームレスの数は6235人と報告されている。4年前の調査と比べると、3000人近く減少しているが、この多摩川ではむしろホームレスが増加しているという。そんな噂を検証するために現地を訪れた取材班だったが、そこで目撃したのは予想を上回る彼らのリア充生活ぶりだった!

多摩川沿いに住むカリスマホームレス

そこには「毛布や段ボールに包まってビニールシートで雨露を凌ぐ……」というありがちなホームレス像ではなく、鉄パイプや木材でしっかりと基礎が組まれ、見た目は小洒落たログハウス風の小屋が散見。さらに河川の増水に備えて、大半の住処は高床式で造られており、当たり前のように発電機も完備されている。

もはや、ホーム“レス”とは呼べない住宅事情だったのだ……! 川沿いは広範囲にわたって2mを超える竹やススキが覆い尽くしているため、外からは何も窺えない。取材班が茂みを掻き分け、けもの道を突き進んでいると突然、辺り一帯においしそうな匂いが漂ってきた。

◆自称・元料理人が作るこだわりの男メシ

 匂いの方向に歩き続けると、白い防水シートで覆われた6畳ほどの小屋に辿り着いた。屋内を覗いてみると、グツグツと野菜や肉たっぷりの豚汁が煮込まれているではないか。元料理人だという家主の森佑輔さん(仮名・50代後半)は20年以上、この多摩川沿いに住み、毎日、自慢の料理に腕をふるっているという。

「仕事が見つからず、その上、財布やあり金をすべて盗まれて夫婦で路頭に迷っていたとき、道端のホームレスが食事や寝床を貸してくれた。世間は冷たいもんだよ。国も何もしてくれない。ホームレスだけが優しかったんだ」

 共にホームレス生活を送っていた妻は数年前に他界し、現在は空き缶拾いで生計を立てている。月収はおよそ5万円強。食費が大半を占めるが、2日に一度は近所の銭湯で汗を流したり、趣味の馬券を買う程度の余裕もあるという。

そして、さすが元料理人というだけあって調味料がぎっしり置かれた台所の充実ぶりが半端ない。「煮炊き用や炒め物用、天ぷらやソテー用に使い分ける」というフライパンがずらっと並び、ホームレスの住処には到底見えない。調味料もこだわりがあるらしく、ブラックペッパーとホワイトペッパーのストックが完備されていた。

⇒【写真】はコチラ(森さんの家の様子) https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1273718

 「期限切れ弁当なんか食ったことない」という森さんの食生活に密着すると、栄養バランスを考えた野菜や肉、魚は近所の「ローソンストア100」で購入。冬場は気温がマイナスになる軒下にスーパーの袋を簡易冷蔵庫として吊るし、夏場は発泡スチロール箱に氷を敷き詰めて使うなど保存も完璧だ。

 取材2日目は「米は良い物を食いたい」という森さんこだわりの有機栽培・魚沼産コシヒカリの新米で、手際よくピラフを作ってくれた。そして、3日目には近くで採った野草を使って、ヘルシーな熱々の天ぷらが食卓に並んだのであった。

【村田らむ】

ルポライター、漫画家。著書に『ホームレス・スーパースター列伝』(ロフトブックス)や、『ホームレス大博覧会』(鹿砦社)など

― 多摩川[リア充ホームレス]の優雅な日々 ―

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